チェルシーMFジョルジーニョ、“スキップPK”に賛否両論 「ナイストリック」「汚い」
ステップで幻惑してPK成功 クラブ公式ツイッターは「シャレてる」と称賛も…
マウリツィオ・サッリ新監督を迎え、2年ぶりのリーグタイトルを目指すチェルシーは、現地時間11日の開幕戦でハダースフィールド・タウンと対戦。フランス代表MFエンゴロ・カンテらのゴールで3点を奪い、敵地で白星スタートを飾った。なかでもチーム2点目となったイタリア代表MFジョルジーニョの幻惑PKが注目を集め、指揮官も「理由は知らない」と白い歯を見せて教え子の活躍を喜んだが、思わぬ形で賛否両論となっている。
チェルシーは前半34分にカンテが先制点を挙げると、前半45分にジョルジーニョ、後半35分にはスペイン代表MFペドロ・ロドリゲスがゴールを決め、3-0で快勝を飾った。敵地での一戦で話題となったのは、サッリ新監督を追うようにナポリから移籍してきたジョルジーニョの得点シーンだ。
スペイン代表DFマルコス・アロンソがペナルティーエリア内で倒されて獲得したPKを任されたジョルジーニョ。大きく助走を取り、小刻みなステップでペナルティースポットに近づくと、キック直前にジャンプするかのようなフェイント。タイミングをずらしながら右足インサイドで冷静にミートし、ゴール右にグラウンダーのシュートを決めた。相手GKはバランスを崩して右手を地面についてしまい、反応することができなかった。
サッリ監督は試合後の記者会見で、「ジョルジーニョは今日のようなPKを常に蹴るんだ。理由は知らないけどね(笑)」と白い歯を見せながらナポリ時代の教え子について語った。
チェルシーの公式ツイッターは「シャレてるじゃないか! ジョルジーニョのなんてPKだ! ホップ、スキップして決めた」と投稿。ファンからは「マエストロ」「ブラジル風」「冷静すぎる」「ナイストリック」とコメントが寄せられた一方、英紙「ザ・サン」は「ジョルジーニョの不敵なPKにチェルシーファンは怒っている」と、「汚い」「不正モード」など厳しい声もあって賛否両論になっていることを伝えている。
“普段通りのプレー”が思わぬ波紋を呼んでしまったようだ。