8年前と同じ“混乱”が見られた初戦 今の日本に必要なのはいい意味での開き直り

 ザッケローニ監督や選手たちも話していたように、“自分たちのサッカー”ができていませんでした。序盤からコートジボワールにボールを回され、日本の選手がプレスをかけにいってもかわされるシーンが目立ちました。

 それでも10分あたりからリズムをつかんで、本田圭佑のゴールで先制することができた。ただ……早い時間で先制したことで、選手たちが「守備に回ってもいいかな」と思ったように見えました。ボールへの寄せが甘くなって、コートジボワールの選手に自由にプレーさせてしまっていた。

 例えば、昨年のオランダ戦は相手に先制されたことで、前からディフェンスをしなければならなくなった。それによって、高い位置からプレスをかけていく日本らしさが引き出されました。先制したことで、逆に日本の良さが出にくくなったと言えるかもしれません。

 

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