名将クロップ、エースを負傷させたレアルDFラモスの“脇固め”を「軽挙」と改めて苦言

昨季CL決勝の前半、突破を図るサラーをラモスが食い止めて負傷交代
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、5月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝(CL)でエジプト代表FWモハメド・サラーを脇固めで負傷させたレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスに対して、改めて苦言を呈している。ドイツ地元テレビ局「シュポルト1」が報じた。
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「私はどんな手段を講じても勝てばいい、ということはしたくない。もちろん、私はチャンピオンズリーグ優勝者になりたかった。数々の軽挙を犯したとしてもタイトルを返上することはしないだろう。彼(ラモス)がそんなことをするとは思わない。彼がある局面における判断についての考察を示すぐらいだろうね」
クロップ監督は今も決勝でのワンプレーを鮮明に覚えているようで、ラモスについて改めて言及している。レアルとのCL決勝でリバプールのエースを退場に追い込んだ。前半25分、突破を図るサラーとラモスが交錯。ラモスは左腕をサラーの右腕に絡めながら、柔道の禁じ手となる“脇固め”のような恰好で地面に倒れた。サラーは左肩を負傷し、涙の途中交代を余儀なくされ、大黒柱を失ったリバプールは1-3と敗れている。
「偶然かもしれないが、サッカー人生で最高の段階でサラーは退場を余儀なくされたんだ。フィールドの中央でね。多くの人間はこういうことは起こり得るというだろう。これが子供たちに対するメッセージになるというなら、禁止事項など何もない。勝てばいいんだというものだろう。私は喜んで40年後にこの惑星から去ることにするよ」
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