「ミサイルのように…」 副審の頭部直撃、流血ハプニングに騒然「血まみれ」「選手唖然」

シュトゥルム・グラーツのサポーター【写真:Getty Images】
シュトゥルム・グラーツのサポーター【写真:Getty Images】

ELのシュトゥルム・グラーツ対AEKラルナカ戦、ボトル直撃で悶絶…試合は24分間中断

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)の予備予選3回戦第1戦が2日に各地で行われたなか、シュトゥルム・グラーツ(オーストリア)対AEKラルナカ(キプロス)の一戦でショッキングな流血シーンが起き、海外メディアは「ミサイルのように投げ込まれた」「選手たちが唖然」と一斉に報じている。

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 試合は後半に2ゴールを決めたアウェーのAEKラルナカが2-0と先勝したが、その結果以上に注目を集めたのが副審の流血ハプニングだった。後半32分、副審が突如頭を押さえてピッチに倒れ込み悶絶。頭部からは血が流れ、試合は一時中断し、会場も騒然となった。

 シュトゥルム・グラーツのサポーターがスタンドから投げ込んだ液体入りのボトルがスウェーデン人の副審フレドリック・クライバルさんの頭部を直撃。試合は24分間中断し、最終的に交代した副審はそのまま病院へ向かったという。試合はその後再開され、AEKラルナカが2-0で勝利を収めている。試合後、シュトゥルム・グラーツは「ファンのこのような行動は決して受け入れられない」と声明を発表したが、海外メディアでもこの出来事は取り上げられている。

 英メディア「スポーツバイブル」は「副審が血まみれ。ビールカップが投げ込まれて副審が頭部を負傷。頭部に包帯を巻いて対応したが、4人目の審判と交代を強いられた」と伝えた。また英紙「ザ・サン」は「スタンドからミサイルのように放り込まれた。選手たちが副審を助けるために駆け寄り、アクシデントに唖然とした」と記している。

 すでに問題行動を起こしたサポーターは逮捕されたと報じられているが、流血ハプニングによる処分がクラブ側に下される可能性もあるという。第2戦は16日に行われるが、試合後もサポーターによる愚行は波紋を広げている。

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