今夏の「プレミアリーグ移籍金額トップ10」 記録更新が連発、上位に食い込んだのは?
今夏の市場ではGKが高額移籍、1位は歴代最高額を塗り替えたスペイン代表ケパ
プレミアリーグの移籍市場が現地時間9日に終了した。例年より早く市場がクローズしたが、今季も過去の記録を塗り替えるような移籍が連発する盛況ぶりだった。プレミアリーグクラブの獲得選手の中で移籍金額上位10人を振り返ってみよう。
これまで高額移籍と言えば中盤から前の攻撃的な選手が多かったが、今夏の移籍市場では最後方からチームを支えるGKがクローズアップされる結果となった。
GK歴代史上最高額を更新するとともに、全体でトップとなったのがチェルシーへ加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガ(←アスレチック・ビルバオ)だ。23歳の若手GKの移籍金は7160万ポンド(約102億円)に到達。レアル・マドリードへ渡ったベルギー代表GKティボー・クルトワの後釜として大きな期待が懸かる。
全体の2位もGKで、ローマからリバプールへ移籍したブラジル代表のアリソン・ベッカーだ。後からケパに記録を塗り替えられたが、移籍が決まった7月17日時点ではGKとして史上最高額の6700万ポンド(約95億円)だった。
フィールドプレイヤーとして最も高額だったのはマンチェスター・ユナイテッドがシャフタール・ドネツクから引き抜いたブラジル代表MFフレッジ。意中のセンターバック獲得にはことごとく失敗した“赤い悪魔”だったが、期待のボランチに6120万ポンド(約87億円)を投じた。