ミラン時代のUEFAカップで決めた衝撃の一撃を、自身の公式インスタグラムで公開

　数々の伝説的なプレーで見る者を魅了し続けてきた元ブラジル代表FWロナウジーニョは、今年1月に世界中のファンに惜しまれながら現役を引退し、第二の人生を歩み出している。ピッチ上で披露し続けた華麗なテクニックの数々は今も色褪せることなく、人々の脳裏に深く刻み込まれているが、ロナウジーニョ自身が公式インスタグラムで1本のスーパーゴール動画を公開し、話題を呼んでいる。

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　ロナウジーニョが投稿したのは、全盛期を過ごしたスペインのバルセロナ時代のものではなく、2008年から2年半在籍したイタリアのACミラン時代の動画だった。舞台は10年前の08-09シーズンのUEFAカップ（現ヨーロッパリーグ）グループリーグ第2節、本拠地サン・シーロでのブラガ（ポルトガル）戦。途中出場のロナウジーニョは、0-0のまま迎えた後半アディショナルタイム3分に大仕事をやってのける。

　敵陣ペナルティーエリア手前でボールを拾った元イタリア代表MFジェンナーロ・ガットゥーゾが、左サイドから中央に向かってボールをキープすると、フリーで待ち構えたロナウジーニョにバックパス。背番号80をつけた稀代のクラッキは、鋭く右足を振り抜きダイレクトでシュートを放つと、強烈なミドル弾がゴール左上隅に突き刺さった。

　後半ATに生まれた劇的なゴールに、当時ミランを率いていた名将カルロ・アンチェロッティも歓喜を爆発させ、痛恨の失点を喫した相手GKはなす術なしといった表情で頭を抱えていた。

　この動画が投稿されると、公開から7時間で再生回数180万回を突破。コメント欄には、「フットボールの怪物」「芝生の神話」「ファンタスティック」「常に伝説」「天才マジシャン」「地対空ミサイルを確認した」「偉大なるロニー」など称賛のコメントが殺到した。サッカー史にその名を刻んだ天才のスーパーゴールは、10年が経った今も輝きを放っているようだ。