先輩・鮫島への挑戦状 DF小原がなでしこ定着に意欲満々
鮫島という壁
そのためにも、超えるべき壁は低くない。なでしこの左サイドバックには、常盤木高の先輩でもあるDF鮫島彩という大きな存在がある。鮫島もまた、高校時代の攻撃的なポジションからサイドバックにコンバートされた選手だ。攻撃力を生かしてサイドの2列目でプレーすることがあるのも同じ。経歴だけでなく、ポジションの変遷からも先輩である。
佐々木則夫監督は、来年に迫るリオデジャネイロ五輪に向けて東アジアカップのメンバーから「最低でも3分の1に関わってもらいたい」と、W杯メンバーをベースに、今大会で活躍した選手を加えていく方針だ。
与えられた背番号「2」も期待の証し。先輩の鮫島にポジション争いの挑戦状をたたきつけ、自ら「後継者」の地位を勝ち取るためにも、東アジアカップでの活躍が欠かせない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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