プレミアリーグは「GK投資」全盛時代! 2年間の移籍金総額が驚愕の380億円超
今夏に97億円のアリソン、103億円のケパとGK史上最高額を二度塗り替える
イングランドのプレミアリーグは、現地時間8日にチェルシーがGK史上最高額を塗り替える移籍金8000万ユーロ(約103億円)でスペイン代表GKケパ・アリサバラガを獲得したというビッグニュースが流れたが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、移籍市場でプレミアリーグ勢がGKに費やした費用が2年合計で約3億ユーロ(約386億円)に達したと報じている。
今夏の移籍市場で最初の大きな移籍は、ブラジル代表GKアリソンがローマからリバプールに移籍したことだった。これは、その時点でのGK史上最高額の7500万ユーロ(約97億円)という大きな金額が動いており、他にもポルトガル代表GKルイ・パトリシオがウォルバー・ハンプトンと契約し、元イングランド代表GKジョー・ハートはバーンリーに完全移籍している。
こうした動きにより、プレミア勢は今夏の移籍市場においてGKだけで2億2000万ユーロ(約283億円)を費やしたという。さらに昨季にはイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードがエバートンに約3000万ユーロ(約38億円)、マンチェスター・シティにはブラジル代表GKエデルソンが約4000万ユーロ(約51億円)で移籍していることもあり、2年合計の投資額がほぼ3億ユーロに達したとした。
これまで超高額の移籍は中盤から前線の選手が多かったが、失点に直接関わるGKにも巨額の投資が行われる傾向が生まれている。記事では、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でリバプールのGKロリス・カリウスが信じられないミスを犯したことが、プレミア勢の投資の引き金を引いたとも分析された。
潤沢な資金により高額移籍のニュースを提供し続けるプレミア勢だが、遠くない将来にGKで1億ユーロ(約129億円)の大台を突破する選手が生まれるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)