レアルが念願の守護神補強へ チェルシーのベルギー代表GKクルトワと合意報道
6日にチェルシーの練習合流予定だったクルトワ、レアル行きで商談成立と現地報道
チェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワのレアル・マドリード行きが合意に達した模様だ。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、現地時間9日にマドリードでメディカルチェックを行うと報じた一方、移籍の条件については確たるものがないとしている。
レアルはクロアチア代表MFマテオ・コバチッチを1年間の期限付きでチェルシーに譲渡し、クルトワの移籍金を3500万ポンド(約50億円)に抑えるという条件をチェルシーに提示したが、それについてはチェルシーが合意しなかったとしている。
クルトワは、アトレチコ・マドリードで3シーズンを過ごし、家族がマドリードでの生活を熱望していることからもレアル行きの意向が強かった模様だ。チェルシーとの契約が残り1年間になるクルトワは、現地時間6日にチェルシーのトレーニングに合流する予定だったが欠席を続け、移籍への強硬なアピールだと見られていた。
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスへ移籍し、クロアチア代表MFルカ・モドリッチにインテル移籍が浮上しているレアル。そのなかで守護神クルトワの確保が濃厚になり、今夏の補強としては念願の獲得成功となりそうだ。
今季はプレミアリーグやイタリア・セリエAが夏の移籍市場の閉幕を開幕の前日に繰り上げたことで、スペインでは従来通り8月31日までの移籍期間でありながらも、獲得した相手チームが代替要員を確保できないという理由から早い段階で移籍交渉をまとめる必要が生じている。前線の補強が思うように進んでいないレアルだが、最後尾には世界最高峰の守護神獲得に成功したようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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