チェルシー、23歳スペイン代表GKと口頭合意か 英メディア報道「クルトワの後釜となりえる」

ビルバオGKアリサバラガ【写真:Getty Images】
ビルバオGKアリサバラガ【写真:Getty Images】

クルトワ退団濃厚となり、ビルバオのアリサバラガをGK史上最高額の102億円で獲得へ

 今夏の移籍市場は世界的GKの“シャッフル”に注目が集まっているが、その最大の注目銘柄であるベルギー代表GKティボー・クルトワ(チェルシー)に大きな影響を及ぼしそうな移籍が起きた。英公共放送「BBC」によると、チェルシーはスペイン代表GKケパ・アリサバラガ(アスレティック・ビルバオ)とGK史上最高額の移籍金で口頭合意に達したと報じている。

 クルトワ側はかねてよりレアル・マドリードへの移籍を希望しているとされており、交渉が進まない状況について代理人がチェルシー側に苦言を呈する事態にもなっていた。今季からプレミアリーグの移籍期限は8月9日までと繰り上げ設定され、デッドラインが近づくなかでクルトワはクラブの練習に2日連続で不参加と意思を示していた。それもあって、チェルシーはついに重い腰を上げたようだ。

 アリサバラガはスペインでGKダビド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)に次ぐ第2GKとしてロシア・ワールドカップ(W杯)にも招集された。マウリツィオ・サッリ新監督も「とても良いGK」と高く評価しており、23歳の守護神に対して移籍金7100万ポンド(約102億円)を提示したという。これは7月にリバプールがブラジル代表GKアリソンを獲得した6700万ポンド(約98億円)を超えるGK史上最高額、そしてチェルシー史上でも昨夏獲得したスペイン代表FWアルバロ・モラタの5800万ポンド(約83億5000万円)を更新する額となる。

 アリサバラガの獲得が口頭合意に達したことで、同局は「去就が不透明なクルトワの後釜となりうる」とした。ビルバオ守護神のチェルシー行きを喜んでいるのは、チェルシー以上にクルトワが是が非でもほしいレアルなのかもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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