欧州今世紀最大級のGK玉突き移籍が過熱 アーセナルGKがローマ移籍へ

チェフ加入でシュチェスニー放出

 アーセナルのGKヴォイチェフ・シュチェスニーが、ASローマ移籍に近づいている。英地元紙「デイリー・メール」など複数メディアが、ポーランド代表GKが期限付き移籍でイタリアに渡る可能性が高まっていると報じた。
 ローマは完全移籍での獲得を望んでいたようだが、アーセナルの要求する移籍金を準備できないため、ローンでの獲得で落ち着きそうだという。
 若くしてアーセナルの正GKの座を確保していたシュチェスニーだが、昨季はパフォーマンス低下によって株価が急落した。さらに敗戦後にシャワールームでの喫煙疑惑が浮上したことを契機に、レギュラーからも陥落。ニースから加入したコロンビア代表GKダビド・オスピナにポジションを奪われていた。
 今季はチェルシーから世界最高のGKともいわれるチェコ代表ペトル・チェフが加入する。立場は、ますます厳しいものとなっていた。一時は、オスピナにトルコ移籍の情報が流れたが、シュチェスニー退団となれば、南米選手権でも印象的な活躍を見せたコロンビア代表GKは第2GKとして残留が濃厚。ガナーズのGK陣は盤石となるだろう。
 今夏は、各国代表に名を連ねる守護神たちが移籍市場の主役となっている。レアル・マドリードのクラブの象徴だった主将イケル・カシージャスがFCポルトへと移籍。エスパニョールからキコ・カシージャという後釜を獲得したが、いまなおマンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘア獲得というビッグディールの成立を目指している。

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