英雄マラドーナ、母国の代表監督報道に怒りの抗議 「俺を含めてくれないことが気になる」

アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】

「俺は言いたい」 再建を控えるアルゼンチン代表の次期監督候補に見なされず主張

 アルゼンチン代表はロシア・ワールドカップ(W杯)でFWリオネル・メッシ頼りの戦い方から脱却できず、ベスト16敗退に終わった。来年6月開催のコパ・アメリカや4年後のカタールW杯を見据えて再建を託せる新指揮官を据えなければならない状況だが、同国の英雄ディエゴ・マラドーナ氏は監督候補とみなしていない現地報道に怒りを覚えているようだ。

 ロシアW杯でチームを率いたホルヘ・サンパオリ監督は、対戦相手が講じたメッシへの徹底マークを上回る策を持ち合わせていないばかりか、選手たちの人心掌握にも失敗。メッシらの奮起によってグループリーグ敗退こそ逃れたものの、決勝トーナメント1回戦では最終的に優勝したフランスに3-4の1点差ながら実力差を見せられて大会を後にした。

 エースのメッシが31歳となり、アルゼンチンも大きな岐路に立たされているが、それを先導する指揮官はまだ決まっていない。その状況で少々不満気味なのがマラドーナ氏だ。W杯ではメッシのゴールに狂喜乱舞する姿が印象的だったが、自身の公式インスタグラムで思いをぶちまけている。

「アルゼンチン代表にリスペクトを持っているからこそ、俺は言いたい。ジャーナリストの何人かが代表監督の可能性がある人物として俺を含めてくれないことが気になるな。例えばチャボ・フクス(著名なアルゼンチン人ジャーナリスト)なんかは、候補として俺の名前すら出してくれないんだから」

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