バイエルン、リベリーらが退団浮上の独代表DFボアテングを慰留 「世界最高の選手」
ユナイテッドが移籍金を72億円まで引き下げるリクエストを出して獲得を画策
ドイツ王者バイエルンの選手たちは、今夏にドイツ国外への移籍が報じられているドイツ代表DFジェローム・ボアテングに対して、クラブにとどまるように要請したようだ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
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2011年にマンチェスター・シティからバイエルンに加入したボアテングは、7年間でリーグ戦156試合に出場。初年度こそ優勝を逃したが、2年目から史上初のリーグ6連覇に貢献し、2012-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグも制覇した。ドイツ代表でも14年のブラジル・ワールドカップで世界一に輝くなど、多くのタイトルを手にしている。
29歳のボアテングには今オフ、マンチェスター・ユナイテッドやパリ・サンジェルマンが関心を示し、ユナイテッドはバイエルンに移籍金を5000万ポンド(約72億円)まで引き下げるようにリクエストしていると伝えられている。
この去就問題に反応したのはバイエルンの選手たちだ。最終ラインでともにプレーする機会も多いオーストリア代表DFダビド・アラバは、「彼はディフェンスでは世界最高の選手の一人だ」と評し、移籍することになれば「僕らはみんな悲しくなるだろう」とボアテングの移籍を望まない姿勢を示している。
また記事によれば、元フランス代表MFフランク・リベリーも残留を望んでいるようだ。
「ジェロームとは何年もプレーしてきた。僕らと一緒に残留することを願っている。彼は世界で最も優れたCBの一人だからね」
バイエルンは3日にチリ代表MFアルトゥール・ビダルがバルセロナへ移籍したばかり。前人未到の7連覇に向けては、これ以上の主力流出は避けたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)