GK玉突き移籍が激化 クルトワ退団濃厚のチェルシー、ビルバオ守護神に最高額102億円提示
スペイン代表GKアリサバラガ獲得へクラブ&GK史上最高額の移籍金を準備
チェルシーはベルギー代表GKティボー・クルトワがレアル・マドリード移籍に近づくなか、アスレティック・ビルバオのスペイン代表GKケパ・アリサバラガ獲得にGK史上最高額の移籍金7100万ポンド(102億円)を提示したことが分かった。英公共放送「BBC」が報じている。
ロシア・ワールドカップでも3位に躍進したベルギー代表を支え、実力を証明した正守護神クルトワは6日から2日連続でチェルシーの練習を無断欠席。レアル移籍に向けて強硬手段に出たと伝えられるなか、ロンドンの強豪も後釜確保に本格始動した。
標的は昨季レアルと移籍合意報道が出たビルバオの23歳アリサバラガだ。移籍金はGK史上最高額の102億円で、リバプールが今年7月にASローマから獲得したブラジル代表GKアリソンの6700万ポンド(約98億円)の現記録を更新するメガディールとなる見込みだという。
チェルシーのマウリシオ・サッリ新監督は、「私が一年前に彼を見た。(アリサバラガの)第一印象はとても優秀なGKで、とても若くとにかく素晴らしいということだ」とコメント。チェルシーにとっても移籍金102億円はクラブ史上最高額で、その期待の大きさがうかがえる。
今夏はGKの移籍が熱い。パリ・サンジェルマンに元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(←ユベントス)が加入し、アリソンもリバプールへ移籍。レバークーゼンのドイツ代表GKベルント・レノはアーセナル、マンチェスター・シティのイングランド代表GKジョー・ハートはバーンリーへ新天地を求めた。クルトワとアリサバラガの“玉突き移籍”が決定すれば、2018年夏は“GKのマーケット”として記憶されるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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