イングランド代表GKハートがバーンリー移籍 W杯出場の26歳守護神ら負傷で白羽の矢

イングランド代表GKジョー・ハート【写真:Getty Images】
イングランド代表GKジョー・ハート【写真:Getty Images】

ポープ、ヒートンともに負傷中 頼れる守護神を求めてバーンリーが2年契約を締結

 マンチェスター・シティのイングランド代表GKジョー・ハートが現地時間7日、同じプレミアリーグのバーンリーへの完全移籍が決まった。ペップ・グアルディオラ監督の構想外となっていた31歳の守護神は新天地で若きイングランド代表GKとポジションを争うことになる。

 ハートは2016-17シーズンにセリエAのトリノ、昨季はウェストハムへ期限付き移籍。ペップ監督下で、チームはチリ代表GKクラウディオ・ブラーボ、ブラジル代表GKエデルソンなどの実力者を続々と補強し、ハートは実質戦力外となっていた。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選ばれないなど受難の時を過ごしていたハートは、プレシーズンマッチには出場していたが、やはり移籍を決断。昨季7位に入り、UEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場するバーンリーを新天地に選んだ。英公共放送「BBC」によれば、移籍金350万ポンド(約5億円)の2年契約だという。

 バーンリーにはロシアW杯メンバーのイングランド代表GKニック・ポープ(26歳)と、欧州選手権2016のイングランド代表GKトム・ヒートン(32歳)という二人の実力者が在籍している。しかし、ポープは先日のEL予選アバディーン戦で肩を脱臼する重傷で戦線離脱。ヒートンもふくらはぎの負傷からコンディションが回復していないため、頼れる守護神が不在の状況だった。

 そこでベテランのハートに白羽の矢が立ったようだ。二人が復帰後にはハイレベルなポジション争いが繰り広げられそうだ。ハートは現在31歳。GKとしてはまだまだ老け込む歳ではないだけに、この移籍を機に再び評価を高めることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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