J2初優勝も射程圏内のFC町田ゼルビア “J1昇格資格のない”クラブが目指すものとは?
4位・横浜FCとの上位対決を制して2位をキープ 李も勝利に自信「結果に驚きはない」
「町田がこの順位にいる理由を身をもって感じた」
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8月4日のJ2リーグ第27節、4位の横浜FCと2位のFC町田ゼルビアの上位対決は、敵地に乗り込んだ町田が3-2で勝利。90分間、球際の激しい戦いを強いられた横浜FCのMF渡邊一仁は、試合後に思わずそう漏らした。
18時キックオフで気温29.5℃、湿度76%、前半には給水タイムが設けられるほどの蒸し暑さのなかでも、町田の運動量が落ちることはなかった。ハイプレッシャーをかけ続け、球際では迷いなくぶつかり合う。あまりの激しさゆえ、横浜FCの選手と何度も一触即発の場面があったほど。高いインテンシティーを保ち、MF平戸太貴の2得点、FW鈴木孝司の9試合ぶりのゴールはいずれも素早い切り替えからのショートカウンターで奪った。
ベテランMF李漢宰は、横浜FC戦を「スタンダード」という言葉で振り返る。そこには自分たちのスタイルへのプライドがうかがえた。
「今回4連勝しているなかで、横浜FCさんも含めて、相手が町田対策じゃないですけど、マンツーマン気味に非常に激しくやってきた。でも、それに屈さず、最後の最後まで相手よりも走って、戦ったからこそ試合にも勝利できた。非常にノーマルな結果だと思いますし、驚きもないです」