ユナイテッド、なぜ20歳FWラッシュフォードが新10番? モウリーニョ監督が明かす理由
「彼がほしがっていた」と説明するモウリーニョ監督 アカデミー出身者の10番は三人目
マンチェスター・ユナイテッドのスター選手らが着用してきた“背番号10”。新シーズンからは20歳のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが身につけることが決まった。ジョゼ・モウリーニョ監督がクラブ公式番組「MUTV」でその理由を語ったと、米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が伝えている。
ユナイテッドの背番号“10”は、かつて同クラブで主将を務め、現在は米MLS(メジャーリーグサッカー)のDCユナイテッドでプレーする元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが10年にわたり着用。2017年に同選手が退団して以降は、現在同じく米MLSのロサンゼルス・ギャラクシーでプレーする元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが着用した。
2016年にユナイテッドに加入した当初は背番号“39”を身につけ、2016-17年シーズンからは“19”でプレーしてきたラッシュフォード。イブラヒモビッチ以来空いていた背番号“10”に新シーズンから変更することになった理由について、モウリーニョ監督は「彼が欲しがっていたんだよ」と説明し、次のように続けている。
「彼はずっと10番を付けたがっていた。だが、彼はルーニーやズラタンというビッグな選手の気持ちをリスペクトしたんだ。陰に隠れてずっと機会を待っていたんだよ。そして、ついに空きができたんだ。彼にとってはファンタスティックなことだね。よし、彼に(10番を)あげようと思ったよ」
ユナイテッドのアカデミー出身の選手でこの背番号“10”をつけるのは、マーク・ヒューズ氏、デービッド・ベッカム氏以来、三人目。ラッシュフォードは自身のツイッターで、「ユナイテッドのレジェンドが付けてきた番号を着られるなんて、名誉なことだ」とコメント。同じくアカデミー出身でチームメイトのMFアンヘル・ゴメスもツイッターで、「(10番を)付けるに値するよ、ブラザー。長い道のりだった」と喜んだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)