アジア大会の韓国代表メンバーに選出、日本との対戦に向けて「今度は勝ちたい」

　今季からなでしこリーグ1部のINAC神戸レオネッサでプレーするMFイ・ミナは、アジア大会（８月、インドネシア）に臨む韓国代表メンバーに選出された。韓国メディアから知日派として注目される26歳のアタッカーは「金メダルを目指している」と公言し、なでしこジャパン（日本女子代表）撃破を約束した。

　韓国代表は16日のグループリーグ初戦で台湾、19日の第2戦でモルディブ、21日の第3戦で開催国インドネシアと対戦する。チームのエース格としてフル稼働を期待されているのがイ・ミナだ。韓国紙「スポーツ朝鮮」は「サッカーの女神イ・ミナがアジア大会への覚悟を明らかにした。日本戦必勝を誓う」と報じた一方、本人のコメントとして「金メダルを目指している。日本と対戦した時にはひるまない」とも伝えている。

　大会を順調に勝ち上がれば準決勝で日本と激突することが予想される。今年4月のアジアカップ・グループリーグで日本と対戦した際には0-0とドローに終わっており、ライバルの日本がアジアを制した。

　その日本戦が最大の山場になると韓国メディアは見ており、イ・ミナは「今度は勝ちたい」と力を込めている。自身について「エースではない」と謙遜するが、今やチームにとって不可欠な存在。「良い成績を出すために、より多く走って努力したい」とチームに尽くす構えだ。

　イ・ミナは母国でアイドル的な人気を誇るだけあって、韓国メディア「SPOTV NEWS」は「イ・ミナ、可愛い笑顔」と取材の受け答えをする様子も伝えている。確かな実力と美貌の両方でファンを魅了するアタッカーは、果たして韓国を金メダルへと導けるだろうか。