大迫勇也の“キャプ翼影響”に独紙注目 「大空翼がいなければ彼はブレーメンにいない」
大迫がキャプテン翼の主人公・大空翼に憧れてサッカーを始めたことを紹介
今夏にケルンからブレーメンに移籍した日本代表FW大迫勇也は、ロシア・ワールドカップ(W杯)の活躍もあり、新シーズンの活躍に期待が高まっている。そんななか、地元ドイツメディアが日本人ストライカーを特集。世界的人気アニメ「キャプテン翼」がサッカーを始めたきっかけだったことを紹介している。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
「もし日本の漫画家ヨウイチ・タカハシが漫画キャラクターのツバサ・オオゾラを考案していなかったら、おそらく彼がブレーメンに加入していることはなかっただろう」
こう見出しを打って取り上げたのは、ブレーメンの地元紙「ヴェルダー・クリエル」だった。
記事では、「僕が幼かった頃、ツバサがロールモデルだった」という大迫のコメントを紹介しつつ、大空翼の熱狂的なファンであったことに言及。また、「キャプテン翼がフットボールブームを告げた」と、同アニメが日本サッカーに与えた影響についても触れている。
「タカハシは日本がW杯で優勝争いを演じることを夢見てツバサ・オオゾラをデザインした。1981年に漫画が発行されると、83年にはアニメが放送。瞬く間に大成功を収め、何百万人の子供たちが毎週キャプテン翼を見て、ボールを蹴るためにサッカー場へ向かった。1998年には、キャプテン翼を見て育った世代が初めてのW杯出場権を手にした」
1998年に初出場したフランスW杯から6大会連続で世界の舞台に立ち、ロシアW杯では大空翼に憧れた大迫がグループリーグ初戦のコロンビア戦(2-1)で決勝ゴールを挙げてその名を日本のサッカー史に刻んだ。
キャプテン翼を介した“日本サッカーの伝統”は、脈々と新たな世代に受け継がれているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)