ベルギー代表GKクルトワ、レアル移籍は頓挫? 母国記者に現状告白「微妙な状況だ」

チェルシーGKクルトワ【写真:Getty Images】
チェルシーGKクルトワ【写真:Getty Images】

チェルシー残留か、レアル移籍か GKクルトワが自らの去就について言及

 ロシア・ワールドカップ(W杯)で大会最優秀ゴールキーパーに選出された、ベルギー代表GKティボー・クルトワ。レアル・マドリード移籍か、それともチェルシー残留かで注目を集めているが、スペイン紙「マルカ」によると母国ベルギーの記者陣に対して「微妙な状況だ」と語ったことを伝えている。

 199センチの長身と長い手足を生かしたビッグセーブ、ベルギー得意の高速カウンターの起点となれる足元のテクニックなど現代のGKに必要な要素を兼ね備えているクルトワだが、W杯前後のタイミングでレアル加入への噂が立った。銀河系軍団(レアルの愛称)入りは順調に進むかと見られたが、マウリツィオ・サッリ新監督率いるチェルシー側がなかなか首を縦に振らず、クルトワの代理人が「ベストの選択肢はマドリードに移ることだ」とプレッシャーをかける事態となっている。

 なおかつ今シーズンから、プレミアリーグの移籍市場閉幕が8月9日に縮まったという要因がある。プレミアから他リーグに移る場合は従来の8月31日までOKだが、チェルシーとしては、もしクルトワが離脱した際のことを考えて、ここ数日間で契約を取りまとめなければならない状況となる。それを踏まえてクルトワは、このように話したのだという。

「僕の移籍について? 今の段階で何も言うことはできない。微妙な状況だっていうことだ。それ以上のことを話せないけど、考えないようにしている。気にしすぎることはなんの助けにもならない。大切なのは新シーズンに向けて準備することだからね」

 今夏の移籍市場で補強が進まないレアルを象徴するクルトワの交渉状況だが、果たしてどのような決着を見るのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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