元セネガル代表FW、中国で差別的言動の被害か 上海申花監督が憤慨「あってはならない」
上海申花FWデンバ・バ、4日の長春亜泰戦で相手から差別的発言か
ここ近年、海外ビッグネームがアジア各国リーグへと移籍するケースが増えているが、その先陣となったのは中国超級リーグだ。その超級リーグの上海申花に所属している元セネガル代表FWデンバ・バが、先週末のリーグ戦で相手選手から差別的言動を受けた模様だ。英公共放送「BBC」が伝えている。
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デンバ・バはかつてホッフェンハイムを経てウエストハム、ニューカッスル、そしてチェルシーなどプレミアリーグを主戦場にプレー。トルコのベジクタシュに所属後、2015年から上海申花へと新天地を求めた。一度はトルコに戻ったものの、今年6月に再び上海でプレーしているが、現地時間4日に行われた長春亜泰戦で問題が起きたようだ。
この試合でデンバ・バは最前線でプレーしているが、所属選手の被害を受けて上海申花を率いるウー・ジンギ監督が憤慨し、記者会見で以下のように話したのだという。
「亜泰の選手がデンバ・バに対して、人種差別的な言葉を言い放ったと聞いている。世界中で、黒人アスリートに向けて侮辱的な発言をすることは厳禁だということは強調されている。中国超級リーグには数多くの違う肌の色を持つ選手が所属している。我々は対戦相手を尊重すべきだし、そこには差別はあってはならないはずだ」
またデンバ・バの前所属であるベジクタシュも公式ツイッターアカウントで「君は一人じゃないぞ、デンバ・バ」と写真付きでツイートし、それにデンバ・バもハートマークで応えている。サッカー界にはびこる人種差別問題だが、当該の選手は猛省を強いられて然るべきだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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