守護神アリソンの男気溢れる敬意 新天地リバプールで「背番号1」を拒否した理由は?
1番を背負う昨季の正GKカリウスに敬意を示す
ブラジル代表GKアリソンは、今オフにGK史上最高額の6700万ポンド(約98億円)でASローマからリバプールへ加入した。正守護神として期待されるなか、クラブから提示された背番号1を拒否していたようだ。英紙「メトロ」が報じている。
ロシア・ワールドカップの特別休暇が明け、7月31日からチームに合流したアリソンは、初日から好セーブを見せるなど、早くも注目を集めている。新天地でもレギュラーを任されることが濃厚だが、正守護神の代表的な背番号である1番を拒んだようだ。その背景には、現在1番を背負うドイツ人GKロリス・カリウスの存在があるという。
「アリソンはクラブから背番号1を渡す方針を告げられると、『それはカリウスへの敬意を欠いている』と拒否した。それにより、アリソンは空いている背番号13を着用することになりそうだ」
昨季正GKを務めたカリウスは、UEFAチャンピオンズリーグ決勝のレアル・マドリード戦(1-3)で、致命的なミスを犯して戦犯になってしまった。プレシーズンマッチでもミスから失点を喫するなど精彩を欠いているが、過去2年間ゴールマウスを守ってきた男にリスペクトを示し、1番を無条件に譲り受けることを拒んだようだ。
なお、記事によれば、プレミアリーグの移籍市場が閉まる8月9日までにカリウスが退団した場合は、アリソンが背番号1をつける可能性が濃厚だという。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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