「レアル移籍がベストな選択」 GKクルトワ代理人、放出を渋るチェルシーに“圧力”
W杯で躍動した守護神、念願のレアル移籍への思いをヘンロタイ氏が代弁
ロシア・ワールドカップ(W杯)で最優秀ゴールキーパーに輝いたベルギー代表GKティボー・クルトワ(チェルシー)の希望は、やはり新シーズンにレアル・マドリードでプレーすることのようだ。代理人が英衛星放送「スカイ・スポーツ」に対して、「レアル移籍がベストな選択だ」と語っている。
199センチの長身とクモのような長い手足を生かしたセービングで、ロシアW杯ではベルギー代表史上最高となる3位躍進の立役者となったクルトワ。大会前後から今夏のレアル移籍の噂が流れていたが、リーグ戦開幕が近づくタイミングでも残留か移籍かはまだ決まっていない。3200万ポンド(約46億円)の移籍金が相場となっているなか、チェルシーの腰の重さをもどかしく思ったのか、クルトワの代理人を務めるクリストフ・ヘンロタイ氏は以下のように話している。
「どのメディアを読んでいても、ティボーはチェルシーでのキャリアが続くとしているが、マドリードに移ることが彼にとってベストな選択だとクラブに対して話している」
クルトワがレアル移籍を希望している大きな理由は、家族のことを考えてのことのようだ。チェルシー移籍前、クルトワはアトレチコ・マドリードに所属していた。それもあって「彼としては、家族と近くにいたいという考えがある。それは大きな決定要素であって、チェルシーはオファーを受け入れてほしい」と“プレッシャー”をかけている。
ただチェルシーのマウリツィオ・サッリ新監督は「クラブ次第だが、私はクルトワがGKであることを願っている」と話し、不可欠な存在とした。ロシアの地で一気に世界最高峰の守護神へと名乗りを上げたクルトワだが、新シーズンはイングランドとスペイン、どちらの首都クラブで戦うことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)