イングランドで監督にイエロー&レッドカード提示の新ルール導入 主な警告対象は…
FAがリーグ&カップ戦で新制度導入を発表、プレミアリーグは口頭のみの警告
イングランドサッカー協会(FA)は、今季から監督に対するイエローカードとレッドカードを導入すると表明した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
記事によると、この新ルールは、プレミアリーグから5部相当のナショナルリーグ、カップ戦ではFAカップとEFLカップに導入されることになるという。一方、プレミアリーグに関しては監督へのカード提示は行わず、口頭での警告になるという。それ以下のリーグとカップ戦は、実際にカードが提示されることになる。
警告になるのは、異議、審判団や対戦相手への罵声、ペットボトルや機材の蹴り上げ、対戦相手のテクニカルエリアへの侵入、サポーターとの衝突などが主な対象になるという。
仮に監督が計4枚のイエローカードを提示された場合、累積警告として1試合のベンチ入り禁止処分。8枚受けた場合は2試合、12枚受けた場合は3試合の処分となり、さらに16枚受けた場合はFA協会からの事情聴取が設けられることになるとのことだ。
プレミアリーグで言うと、2014-15シーズンにアーセナルのアーセン・ベンゲル監督(当時)がテクニカルエリアを出て、チェルシーを率いていたジョゼ・モウリーニョ監督(現マンチェスター・ユナイテッド)の胸を突き飛ばす一触即発の場面が有名なワンシーンとして知られるが、今後は新ルールにより監督の振る舞いはより厳しくコントロール下に置かれることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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