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イングランドが2030年W杯招致を検討 サッカーの母国のプライドを懸けて単独開催か
南米3カ国共催、アフリカ2カ国共催の案も浮上するなか、FA会長が検討開始を公表
サッカーの母国イングランドが、2030年のワールドカップ(W杯)招致に向けて検討を始めた。英公共放送「BBC」などが報じている。
イングランドサッカー協会(FA)のグレッグ・クラーク会長は、先月に協会内の会議で招致に関する検討をスタートすることで合意したことを公表。そして、新シーズンの間に検討を進め、正式に立候補するかの結論は来年に持ち越すことも明らかにしている。
イングランドは今年開催されたロシアW杯の招致合戦に敗れた過去がある。前回の地元開催は優勝を果たした1966年大会であり、すでに半世紀以上前のことだ。
2030年大会はすでにアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの南米3カ国が共催を目指して立候補することを明らかにしている。それに加え、26年の招致合戦でアメリカ、メキシコ、カナダの北中米3カ国共催案に敗れたモロッコの単独開催、チュニジアとアルジェリアによるアフリカ2カ国共催の案も浮上しているという。
W杯は大陸間での持ち回りが行われており、18年が欧州連盟所属のロシア、22年がアジア連盟所属のカタール、26年が北中米となり、30年は南米やアフリカが有利という見方もある。しかし、クラーク会長は「欧州で開催できる可能性のある大会だと認識している」と話した。
26年大会からは参加チームが48に増加し、開催国の負担も確実に大きくなる。共催案が主流になることも予想されるW杯だが、イングランドはプライドを懸けて単独開催に立候補するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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