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韓国の次期監督候補に前スペイン指揮官イエロ氏浮上 関係者証言「接触したのは事実」
相互協力了解覚書の締結による韓国とスペインの交流も交渉に影響か
韓国代表はロシア・ワールドカップ(W杯)で指揮したシン・テヨン監督に代わり、次期監督を探している。ここにきて、同大会でスペイン代表監督を務めた、レアル・マドリードOBのフェルナンド・イエロ氏が急浮上したという。韓国紙「スポーツ東亜」が伝えている。
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韓国代表は苦しみながらアジア予選を突破し、9大会連続10回目のW杯出場。しかし、本大会では前回王者ドイツを下した一方で、スウェーデンとメキシコに敗れてグループリーグ敗退を喫した。
記事では、欧州と日本サッカー事情に精通したある関係者のコメントを紹介している。
「日本サッカー協会最高委員会の役員が、大韓サッカー協会・代表監督選任委員会のキム・パンゴン委員長とイエロ氏が、接触した事実を認知している。W杯決勝戦(7月16日・韓国時間)が行われる頃に初めて会話をし、以降は交渉を進めていると知っている」
また、他のサッカー関係者の声として、「韓国とスペインは(2010年)相互協力了解覚書(MOU)を締結して交流してきた。Aマッチ、コーチの派遣も同じ脈絡だ。イエロ監督が最終交渉候補なのかを確認することはできないが、接触したのは事実」と伝えている。
ロシアW杯開幕前日、フレン・ロペテギ監督の電撃解任に伴い、スペイン代表監督の座に就いたイエロ氏。ベスト16で敗退した後は監督とスポーツディレクターも辞任することを発表して去就が注目されていた。
現在、他の次期監督候補としては、イラン代表のカルロス・ケイロス監督、さらにロシアW杯でメキシコ代表監督を務めたファン・カルロス・オソリオ氏らが挙がっている。次期韓国代表監督が決定するのは、まだ先になりそうだが、果たしてイエロ氏が韓国代表を率いる可能性はあるのだろうか。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。