浦和GK西川、川崎戦で二度のビッグセーブ W杯の“トレンド”から学んだものとは?

浦和レッズのGK西川周作【写真:Getty Images】
浦和レッズのGK西川周作【写真:Getty Images】

川崎のFW小林との1対1で飛び込まずに待つセービング披露、W杯の失点から分析

 浦和レッズのGK西川周作は、1日のJ1第19節川崎フロンターレ戦(2-0)で二度にわたって相手エースFW小林悠との1対1をセーブ。試合後、飛び込まずに待つセービングについて、ロシア・ワールドカップ(W杯)のトレンドから学んだ部分があると明かしている。

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 この日、浦和は前半7分にFW興梠慎三が先制点を奪い、その後の時間帯は守る場面が多くなった。その中で同27分、川崎のMF大島僚太のフィードに抜け出した小林がGK西川と1対1になったが、西川は小林のシュートを弾き出した。さらに後半21分には、浦和MF橋岡大樹がバックパスを相手FW小林の足下に蹴ってしまうミスが起こり、マイボールから急転直下の1対1というピンチを迎えた。しかし、ここでも西川は飛び込まずに小林のシュートを足で弾き出した。

 W杯の戦いを振り返っても、1対1になった時に飛び込むGKは減った印象が強い。世界的な名GKの中で、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスは積極的に仕掛ける少し違ったタイプだが、他のトップGKは1対1で体を横倒しにするような場面をほとんど見せない。そのトレンドに乗るかのようなセーブだった西川は、W杯で学んだことについてこう話した。

「分析の方にW杯の失点シーンをまとめてもらったんですけど、角度がないところやピンチになるほど、GKが自分から仕掛けてもったいない失点があるというのをGKのミーティングで話し合ったんです。10個くらいは見たんですけど、例えば(スペイン代表)デ・ヘア選手は1対1で最後まで我慢して、最後に股下をやられていて。悪くはなかったと思うんですけど、最後に仕掛けたことで足の間が空いていたので、最後のところで足の間を消しながら仕掛けるのは難しいですよね」

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