「ジェダイ」のトーレスから、「パダワン」のサウールへ最後の教え

「僕がトレーニングだけをしに練習場を訪れる時も、どうだ？　君の姿を見たことはなかったぞ。それでは多くは勝ち取れない。何かを勝ち取るというのは、それだけハードなんだ。だが、冷静でいなさい。君はこれからワールドカップにも行けるだろうし、今後も欧州カップにだって挑んでいける」と、トーレスは飴と鞭を使い分けるような指導を施した。サウールは「あなたがやってきたことを再現するのはハードだよ…」と嘆いていたという。

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「みんなが無条件に君を愛してくれた時、その都度、試合を楽しんだり敗戦に肩を落とすよりも、試合に責任を持つようになりなさい。それは最も難しいことだ」

　トーレスは、下部組織からアトレチコ一筋で戦ってきたサウールがどんな時でもファンから愛情を注がれる存在になれるとしながらも、そのサポートに甘えることのないよう助言している。トーレスが鳥栖へ移籍を果たし、サウールがその看板を引き継ぐことになるが、“ジェダイ”トーレスから“パダワン”サウールへ、最後に熱く深いメッセージが送られていた。