バルセロナ、驚きのコンバート案発覚 計2度の獲得失敗のウィリアンは右SB起用を想定
D・アウベスの後釜としてウイングから攻撃的SBへのコンバートを視野
バルセロナは今夏、チェルシーのブラジル代表MFウィリアン獲りを狙うも最終的に撤退し、代わりにボルドーのブラジル人FWマルコムを迎え入れた。英紙「デイリー・メール」によると、5年前にもウィリアン獲得に乗り出していた経緯があり、右サイドバック(SB)へのコンバートを想定していたという。
ウィリアンは2013年、ロシア1部アンジ・マハチカラからプレミアの強豪チェルシーへ移籍。すぐに主力の座をつかみ、2014-15、2016-17シーズンと2度のプレミア制覇に貢献している。先のロシア・ワールドカップでも、タレント揃いのブラジル代表でレギュラー格として全5試合に出場した。
バルセロナは今夏、ウィリアン獲りを熱望して移籍金5000万ポンド(約73億円)を提示するも、チェルシー側が放出を拒否して移籍は実現しなかった。記事によれば、2013年にチェルシー入りを決断する前にも、バルサはウィリアン獲得を画策。しかも、主戦場の右ウイングではなく、右SBでの起用を想定していたという。
当時、バルサの右SBはブラジル代表DFダニエウ・アウベス(現パリ・サンジェルマン)が務めていたが、世代交代も視野に後釜を探索。そこで、右ウイングながら守備にも献身的なハードワーカーのウィリアンに白羽の矢が立ち、攻撃的なSBへのコンバートを前提に獲得へ乗り出していた。
いずれもバルセロナ行きは実現しなかったが、もし当時移籍していたならば、世界屈指の攻撃的な右SBへ変貌を遂げていたかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1