“エジル問題”が泥沼化 ファン数百人がベルリンに集結して“元10番”へのサポートを直訴
エジルTシャツを着たファンがドイツとトルコの国旗を振って抗議
アーセナルのMFメスト・エジルは、ドイツサッカー連盟(DFB)からの不当な人種差別やワールドカップ(W杯)早期敗退のスケープゴートにされるなどの扱いを理由に、ドイツ代表からの引退を表明した。ドイツを代表する司令塔を擁護するファンはベルリンに集結して抗議を行っているという。英公共放送「BBC」が報じた。
エジルはロシアW杯開幕前に同胞MFイルカイ・ギュンドアンとともにルーツがあるトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を表敬訪問。そこで撮ったツーショット写真が公開されると、エジルに批判的な声が浴びせられた。さらにロシアW杯本大会でドイツ史上初の1次リーグ敗退となった責任を押し付けられるように、バッシングも浴びた。
大会終了後にはDFBから人種差別を受けたことなどをSNSで公表し、「もうドイツ代表チームのユニフォームを着たいとは思わない」と事実上の代表引退を発表していた。
記事によれば、現地時間29日、ドイツの首都ベルリンにはエジルTシャツを着たファン数百人が集結。ドイツとトルコの国旗を振り、エジルへのサポートを訴えていたという。
DFB側は人種差別の事実を真っ向から否定。エジルの振る舞いを批判する代表OBなども多く、事態は泥沼化している。
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