FC東京レフティー太田宏介が“教材”とする左SB 「見ていて面白い」と感じる3人とは?
PSGのラビオは左SB目線で“チャンスを増やしてくれる”理想のレフティー
そして、太田が最後に“特別枠”として選んだのがパリ・サンジェルマンのフランス代表MFアドリアン・ラビオだった。
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23歳のフランス代表レフティーは中盤センターを主戦場とするゲームメーカータイプだが、左SBならではのセレクト理由があるという。
「ラビオのような左利きの10番タイプが中盤に一人いたら、左SBとしてはいいなと思いました。右利きの選手の場合、相手と対峙した時にボールを自然と右に外して、右サイドにパスを供給する傾向があります。左サイドで待っている自分からすると、『くれ!』という場面で(ボールが)来ない場面も少なくない。そこで左利きの選手がいたら、逆の展開でもっと自分のところに来るチャンスが増えるかなって(笑)」
実際、ラビオはイタリア代表の職人MFチアゴ・モッタに負けないボールさばきを誇り、ドリブルでの持ち上がりや絶妙な飛び出しを交えながらゲームを作る。惜しくもロシア・ワールドカップのフランス代表からは漏れてしまったが、昨季はリーグ戦33試合で1得点5アシストを記録。左SBとしては、その数字以上に理想的な司令塔に映るようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)