様々な経験をしてきたネイマールを信頼「負けた時もどうすれば良いか分かっている」

　ロシア・ワールドカップ（W杯）準々決勝でベルギーに1-2で敗れ、ベスト8で姿を消したブラジル代表。優勝を期待されながら早期敗退に終わったのに加え、ファウルを受けた際に大げさに痛がる過剰演技により、エースFWネイマールには国民から容赦ない批判が浴びせられたが、パリ・サンジェルマン（PSG）のトーマス・トゥヘル新監督は、「失敗は過去に置いて、来月から始まるリーグ戦での活躍に期待する」と語ったという。英紙「デイリー・メール」が報じている。

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　マインツ、ドルトムントで指揮を執り、1年の“充電期間”を経て、今年5月にPSGと2年契約を結んだトゥヘル監督。「ブラジルの代表メンバー全員がもっと良い結果を期待していただろうし、敗退したことが選手に影響することは避けられないだろう」と述べたうえで、チームの中軸を担うネイマールについて言葉を続けた。

「ネイマールに、今以上のモチベーションが必要だとは思わない。彼が早く元気になるために、みんなが彼を助けたいと思っている。次の目標を設定し、W杯で起きたことは過去のこととして置いて置けるよう手助けしたい」

　ネイマールは2014年のブラジルW杯で脊椎を骨折して悲願の優勝を果たせず。2016年に母国ブラジルで行われたリオデジャネイロ五輪はオーバーエイジ枠で出場して初優勝に導いたが、ロシアW杯ではベスト8敗退と再び苦汁をなめさせられている。

　トゥヘル監督は「ネイマールは素晴らしい選手で、勝った時も負けた時もどうすれば良いか分かっている。スポーツはチャンレンジだ。彼はすぐに復活するだろうね。ネイマールはチャンピオンだから」と話し、エースの奮起に期待していた。