モウリーニョ、主力不在に危機感 第2子誕生で離脱も“戻らない”マルシアルには苦言
W杯後の休暇や負傷で選手揃わず ICCでリバプールに1-4大敗
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間28日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)で、リバプールに1-4と大敗した。ロシア・ワールドカップ(W杯)出場組の不在やプレシーズン中の選手の故障により、チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は新シーズンのスタートへの危機感を口にした。英紙「ガーディアン」が報じている。
フランス代表MFポール・ポグバやベルギー代表FWロメル・ルカクなどW杯に出場した主力を多く欠くなかで臨んだユナイテッドは、リバプールの猛攻に遭い、後半に立て続けに3失点をするなどして敗れた。
モウリーニョ監督は「我々は、ほぼ普段の半分のメンバーで試合に臨み、(新シーズン開幕前日の)8月9日でさえも彼らは不在となるだろう」とコメント。「休暇を使って選手たちが少しでも回復することを願うが、イングランド代表の(FWマーカス・)ラッシュフォードや(DFフィル・)ジョーンズのように、少しでも早く戻ってきて、チームを助けてほしい」と述べた。
さらに第2子誕生のため、26日にアメリカツアーから一時離脱したフランス代表FWアンソニー・マルシアルについては、「美しい赤ちゃんが、無事健康に生まれてきてくれた。本当に良かった。なのに、彼はまだ帰ってこない。レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンと戦ったら、もう開幕戦だというのに」と不満を口にした。
また、モウリーニョ監督はW杯で負傷したセルビア代表MFネマニャ・マティッチが手術を受けたことも明かし、「休養するだけでは解決しなかった。新シーズン開幕には間に合わない」と述べるなど、試合に完敗したこともあってか、最後まで嘆き節が止まらなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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