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代表引退のエジル、元ドイツ代表FWが“手口”を非難 「少し卑怯」「我慢ならない」
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ボビッチ氏はエジルに“大人の対応”を要求「18、19歳の選手ならまだ分かるが…」
アーセナルのMFメスト・エジルはドイツサッカー連盟(DFB)やメディアからの人種差別があったとして、怒りの声明とともに代表引退を発表した。これを受け、元ドイツ代表FWフレディ・ボビッチ氏は「卑怯だ」と苦言を呈している。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
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ボビッチ氏はドイツ紙「ビルト」日曜版のインタビューで、「正直に言うと、これには我慢ならないよ。彼の引退の仕方は少し卑怯だと思う」と言及。人種差別を非難するのであれば、テレビなどのインタビューで話すこともできただろうと見解を示した。
トルコにルーツを持つエジルはロシア・ワールドカップ(W杯)開幕前、同じくトルコ系ドイツ人のMFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)とともに、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会合の場を持ち、エルドアン陣営のAK党がその写真を発表。ドイツではエルドアン大統領がトルコ国内で行った政治的弾圧が大きく非難されており、その大統領と面会した二人には批判的な視線が向けられることになった。
ボビッチ氏はこの行動についても、エジル自身が決断したことだと指摘している。
「18、19歳の選手ならまだ分かる。でも、(エジルは)29歳。長い間代表としてプレーしてきて世界チャンピオンにまでなったのなら、それがどう見えるのか分かっておくべきだ。もし分かっていなかったとしたら、彼はよほど純粋なのか、意図して挑発したかったかだろうね。彼の心にトルコとドイツ、両方があるのは理解できるが、彼は大きな責任を背負っていると知っておく必要がある」
自身もスロベニア人の父とクロアチア人の母の間に生まれ、生後間もなくユーゴスラビアのマリボルドイツへと移住したボビッチ氏。世間の注目を集めるエジルに対して、厳しい視線を向けていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)