ペップがクロップを壇上に呼び込んだ理由 記者会見中の珍行動を敵将が独自に解説

シティのグアルディオラ監督(左)、リバプールのクロップ監督(右)【写真:Getty Images】
シティのグアルディオラ監督(左)、リバプールのクロップ監督(右)【写真:Getty Images】

自身の会見中にクロップを見つけると、隣の席に座らせて自らはフェードアウト

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、試合後の記者会見で敵将のユルゲン・クロップ監督を壇上に呼び込んだ行動に注目が集まっている。

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 シティは現地時間25日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)のリバプール戦で1-2と敗戦。昨季もリバプール戦で1勝3敗と苦み、直近4試合は4連敗となった。淡々と試合後の記者会見で質問に答えたペップ監督だが、発言の途中で会見を控えるクロップ監督を発見。「カモン、カモン」と声をかけて手招きし、隣の椅子を叩いて座るよう促した。やや戸惑うようにクロップ監督が壇上に上がると、握手を交わし、颯爽と会場を後にした。

 着席したクロップ監督は、「今度はジョゼ・モウリーニョがここにやってきて、私が会場を去る流れだろうね」とジョークで会場を和ませた。英紙「ザ・サン」は、クロップ監督のコメントを紹介。「おそらくだけど、ペップは少しばかり苛立っているんだろうと思うよ。彼は特に負けるのが大嫌いだからね。試合に負けているのに、どうやって幸せになれる? もし勝っていれば、それはご機嫌だっただろう」と、ペップ監督の行動を解説するように擁護した。

 両者は2013年から16年まで、バイエルン(グアルディオラ監督)とドルトムント(クロップ監督)を指揮しており、ブンデスリーガで毎シーズン優勝争いを演じてきた。現在はプレミアリーグに場所を移し、熾烈なバトルを繰り広げているが、長年にわたりライバル関係を築いてきたからこそ、互いに分かり合える部分があるのかもしれない。

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