浦和の新FWファブリシオ、生後10日の息子に捧げる初得点に歓喜 「本当に嬉しい」
今夏浦和に加入したファブリシオがダメ押し弾、首位・広島戦で4-1と完勝
浦和レッズに新加入したブラジル人FWファブリシオが、28日のJ1 リーグ第18節サンフレッチェ広島戦で加入後の初ゴールを決めた。試合後、この一撃を「生まれたばかりの息子に捧げる」と喜びを爆発させた。
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浦和は首位の広島とのアウェーゲームに臨み、前半25分にはファブリシオがフィジカルの強さを生かしたキープから連動した攻撃を繰り出してFW興梠慎三が先制弾。2-1で迎えた後半31分にも同様のキープからMF柏木陽介にパスを通し、MF宇賀神友弥のゴールを導いた。
そして、試合のラストプレーとなった後半アディショナルタイムに喜びの瞬間が待っていた。2点リードの浦和は守備を固めながらカウンターの機会を窺っていたが、中盤でボールを受けたファブリシオはボール奪取を焦る相手DFを尻目に反転。そのまま前方に持ち出すと、約20メートルの強烈ミドルシュートを決めてダメ押しの4点目。ファブリシオは浦和で2試合目にして初ゴールをマークした。
試合後に「本当に嬉しい」と口にしたブラジル人ストライカーだが、笑顔を見せた背景にはもう一つの理由があった。
「このゴールは生まれたばかりの息子に捧げたい」
ファブリシオの長男が18日に誕生し、生後10日のゲームで決めた一撃は一生の記憶に残るものになった。 ファブリシオは5月末までポルトガル1部のポルティモネンセでプレーしていたが、かつて鹿島アントラーズに在籍した経験もある日本行きを決断。息子の誕生が迫るなかでの浦和移籍だったが、最高のスタートを切った。