「次につながる」 G大阪の宮本新監督、初陣ドローに手応え「共通理解は見られた」
就任6日目で迎えたホーム鹿島戦、1-1で引き分ける
J1第18節のガンバ大阪対鹿島アントラーズは1-1のドローに終わった。この試合から指揮を執った宮本恒靖新監督は引き分けでのスタートとなったが、試合後のフラッシュインタビューでは「次につながるかと思います」と語り、前を向いた。
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G大阪は今季開幕から指揮を執ったレヴィー・クルピ監督が、チームを掌握できずに低空飛行が続いた。中断期間が明けての戦いも芳しくなく、23日にクルピ監督の解任を決め、クラブはレジェンドでU-23チームを率いていた宮本新監督の就任を決断した。41歳の指揮官は、かつて選手としてともにリーグ制覇などを成し遂げたMF遠藤保仁をスタメンで起用する一方、U-23チームで指導し続けてきたMF高宇洋を先発に抜擢した。
試合は前半41分、鹿島のDF町田浩樹に先制点を許す苦しい展開。それでもチームは後半に反発力を見せ、同25分にDF米倉恒貴が同点ゴールを奪い、勝ち点1をものにした。就任から6日目での初陣だったが、宮本監督は一定の手応えをつかんだようだ。
「やろうとしていることは半分くらいできていました。後半はちょっと苦しい展開の中で追いついて、その後もチャンスを作れていたので、次につながるかと思います。高はJ3の中でも高いパフォーマンスを出していた。しっかりやってくれるという信頼の下で起用しました。しっかりやってくれたと思います」
自らが手塩にかけて育てた高卒2年目の高が臆することなくプレーしたことも評価した。そしてチームの今後については、次のように語っている。
「みんなでボールを奪う共通理解は見られましたし、ボールを奪ってからの質、ペナルティーエリアに入ってからのもう一工夫だと思います。8月は連戦なので、そのなかでもしっかりと上げていかないと」
降格圏からの逆襲を果たす――。宮本監督は強い意志を持って、チーム再建に取りかかっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)