“宮本ガンバ”初陣、鹿島に1-1ドロー リーグ戦連敗を「2」でストップも6戦未勝利
前半にセットプレーから失点も、後半に米倉のゴールで追いつく
ガンバ大阪は28日、本拠地のパナソニックスタジアム吹田でJ1リーグ第18節の鹿島アントラーズ戦に臨み、1-1で引き分けた。リーグ再開からの連敗を「2」で止めたが、6戦未勝利となった。
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ロシア・ワールドカップ後のリーグ再開からサンフレッチェ広島(0-4)、清水エスパルス(1-2)に2連敗。リーグ戦5試合未勝利(2分3敗)で、昇降格プレーオフに回る16位に沈む現状に、G大阪フロント陣が大ナタを振るった。23日に今季就任したレヴィー・クルピ監督を解任。後任にはクラブOBで、U-23チームを率いていた元日本代表DF宮本恒靖氏が就任した。史上二度目の降格危機に見舞われるなか、2005年のリーグ初制覇を知るレジェンドに再建を託した。
再出発初戦となる鹿島戦、宮本監督は前節からスタメン3人を変更し、J1デビューとなる20歳のMF高宇洋をスタメンに抜擢した。G大阪は序盤から押し込まれるシーンはあったものの、組織的な守備で対抗。流れの中からほとんどチャンスを作らせず、奪ったら2トップのFWアデミウソンとFWファン・ウィジョを走らせた。
だが、先にスコアを動かしたのはアウェーの鹿島だった。前半41分、敵陣左サイドでのFKからMF永木亮太がゴール前にボールを送ると、DF犬飼智也が折り返し最後はDF町田浩樹が体で押し込み、Jリーグ初得点で先制。宮本監督率いるG大阪は、1点ビハインドで試合を折り返した。
1点を追う後半、リズム良く攻めながらなかなか決定機を作れないG大阪だったが、後半25分に思いがけない形から同点に追いつく。右サイドの敵陣中央付近でパスを受けたDF米倉恒貴が中央にクロスを送ると、このボールが鹿島GKクォン・スンテの頭上を越える形となりゴールに直接吸い込まれた。
その後も相手ゴールに迫るシーンを作ったG大阪だったが、勝ち越しゴールは生まれず、試合はこのまま1-1で終了。監督交代の劇薬が投下されたG大阪は、宮本監督の下でリーグ再開からの連敗を「2」で止めたものの、6戦未勝利と苦しい状況が続いている。
(FOOTBALL ZONE編集部)