浦和が敵地で首位広島に4-1快勝! エース興梠2発、ファブリシオが加入後初ゴール
興梠が先制弾、リーグ戦で約3カ月ぶりの流れの中からのゴールで勢いに乗る
首位サンフレッチェ広島とのアウェーゲームに臨んだ浦和レッズが、エースFW興梠慎三の2試合連続ゴールやFWファブリシオの加入後初ゴールなどで4-1と勝利を収めた。浦和はこの試合で、リーグ戦では約3カ月ぶりとなる流れの中からの得点を奪った。
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台風12号の接近も懸念されたゲームだったが、やや風が強い程度で問題のないコンディションでゲームが実施された。浦和は前節セレッソ大阪戦を最後にベルギーへ電撃移籍した日本代表DF遠藤航のポジションに、DF岩波拓也が入った。
両者が一進一退のゲームで、先にスコアを動かしたのは浦和だった。前半25分、FWファブリシオがキープしたところでMF武藤雄樹が追い越し、パスを受けた武藤は倒れ込みながら最終ライン背後へスルーパス。ここに走り込んだのはエースFW興梠慎三で、振り向きざまのシュートをゴール左隅に決めて先制した。浦和が流れの中からゴールを奪うのは、リーグ戦では5月2日の川崎フロンターレ戦以来だった。
一方の広島も同38分、右サイド45度の位置で得たFKをMF柴﨑晃誠がファーサイドに上げると、攻撃参加したDF千葉和彦が相手に競り勝ってヘディングシュート。ふわりと浮いたボールはGK西川周作のタイミングも外してゴールに吸い込まれ、1-1の同点でハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、先に決定機をつかんだのは広島だった。後半10分にはFWパトリック、同12分にはFWティーラシンが左サイドからのクロスにゴール前で合わせたが、パトリックのシュートは枠外に飛び、ティーラシンのシュートは西川がファインセーブで防いだ。
浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督は同13分にMF阿部勇樹を投入して中盤を3ボランチ、前線を2トップにシフト。すると浦和は同25分、左からのクロスに走り込んだMF柏木陽介が倒されてPKを獲得。これを興梠が冷静に決めて2-1と勝ち越した。さらに浦和は同31分、柏木が右サイドのスペースに抜け出すとファーサイドへのラストパスをMF宇賀神友弥が蹴り込んで、3-1とリードを広げた。宇賀神はこれが今季の公式戦初ゴールとなった。
浦和はさらに後半アディショナルタイムにFWファブリシオが浦和加入後初ゴールとなるミドルシュートを決めて4-1と完勝。首位の広島からアウェーで勝利し、勝ち点を24に伸ばした。一方、勝ち点41で足踏みとなった広島は、前日に敗れた2位FC東京との勝ち点差を7から広げられなかった。
(FOOTBALL ZONE編集部)