「クレイジー」「歴代最高」と世界称賛! ロシアW杯「ベストゴール」に大反響
仏代表DFパバール、アルゼンチン戦で決めた一撃がファン投票で「大会ベスト弾」に
FIFA(国際サッカー連盟)は25日、ロシア・ワールドカップ(W杯)のベストゴールを発表。300万人以上のファン投票を実施し、全64試合169ゴールの中から、20年ぶり2度目の優勝を飾ったフランス代表DFベンジャマン・パバール(シュツットガルト)のダイレクトボレー弾が堂々1位に選出された。パバールが26日に自身の公式インスタグラムでゴール動画を公開すると、1日で再生130万回を超えるなど大きな反響を呼んでいる。
世界中のファンによる投票で、ロシア大会のベストゴール(ゴール・オブ・ザ・トーナメント)が決まった。3位はクロアチア代表MFルカ・モドリッチがアルゼンチン戦で決めたミドル弾。2位は日本戦でコロンビア代表MFフアン・キンテーロが叩き込んだ低弾道FKとなったなか、最も支持を集めたのがパバールの鮮烈弾だった。
その一撃が生まれたのは、決勝トーナメント1回戦アルゼンチン戦(4-3)だ。1-2とフランス劣勢のなかで迎えた後半12分、フランス代表DFリュカ・エルナンデスが左サイドを突破しクロスを供給。ボールはゴール前を通過したが、ペナルティーエリア手前まで駆け上がったパバールが体を左に傾けながら右足で巧みにミートした。浮かないように抑えられたシュートは、そのままゴール左隅へ。同点弾のパバールは雄叫びを上げてチームメイトたちと喜びを分かち合った。
その後、FWキリアン・ムバッペが一気に2ゴールを追加するなど勢いに乗ったフランスは、終盤に1点を返されるもアルゼンチンを退けて4-3と勝利。南米の難敵を退けたフランスがそのまま頂点へと駆け上がった。
フランス代表の劣勢を救った22歳のパバールは、自身の公式インスタグラムにゴール動画を投稿。すると「天才」「美しい!」「クレイジー!」「なんて一撃だ」「超絶弾」「歴代最高ゴール、私のアイドルだ」「今まで見た中で最も美しい一撃だ」など称賛の嵐となり、26日の投稿から1日あまりで再生130万回を超えた。今夏、ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンへの移籍が浮上している男は、その名を一躍世界に轟かせたようだ。