「微笑みながら見守っていた」 モウリーニョ、“手のひら返し補強”のクロップを牽制
モウリーニョ監督がリバプールの大型補強に言及
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、今夏に一転して大型補強を敢行している宿敵リバプールについて言及。「いつだって人間は考え方を変えることができるし、変わるからこそ人間なんだ」と、饒舌に“モウリーニョ節”を炸裂させている。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じた。
ユナイテッドは現地時間25日、アメリカで行われているインターナショナル・チャンピオンズカップでACミランと対戦し、1-1で突入したPK戦を9-8で制し、勝利を収めた。そして試合後の記者会見に出席したモウリーニョ監督は、ある話題について意気揚々と語り始めた。
「僕は微笑みながら見守っていたけど、幸せな気持ちになったね。いつだって人間は考え方を変えることができるし、変わるからこそ人間なんだ。おかしいのかもしれないが、それでOKなのさ」
モウリーニョ監督が言及したのは、リバプールのユルゲン・クロップ監督についてだ。
クロップ監督は2016年夏に、ユナイテッドがフランス代表MFポール・ポグバを8900万ポンド(約129億円)で獲得した際、巨額投資に批判的なコメントを残していた。だが、今年1月にDFとして歴代最高額の7500万ポンド(約109億円)でオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを、今月にはGK歴代最高額の6700万ポンド(約97億円)でブラジル代表GKアリソンを獲得。その他の選手を含め、今年だけで総額300億円以上の投資を行なっている。
この自身の発言に矛盾した大型補強に、クロップ監督は先日「考え方を変えたかって? イエスだ。世界が僕たちのことをなんと言おうと気にしない。ユナイテッドがそうであったようにね」と、堂々とした“手のひら返し”を見せていた。
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