チェルシーの“ダブル獲り”画策にユベントスが対抗 カンテとのトレード求め交渉難航
ユベントスのMFピャニッチとDFルガーニの獲得をサッリ新監督が要望
マウリツィオ・サッリ新監督を招聘したチェルシーは、ユベントスに所属するイタリア代表DFダニエレ・ルガーニとボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチのダブル獲りを画策している。しかし、ユベントスから代わりにフランス代表MFエンゴロ・カンテを差し出すよう要求されたことで、交渉は暗礁に乗り上げているようだ。英紙「デイリー・スター」が報じた。
チェルシーは新たな指揮官となったサッリ監督に加えて、ナポリからイタリア代表MFジョルジーニョを獲得。監督の就任が決まり、新シーズンに向けて歩みを進めている。
ただ、一方でベルギー代表MFエデン・アザールとベルギー代表GKティボー・クルトワにレアル・マドリード移籍の噂が絶えないなど、何人かの主力に放出の可能性が浮上。現有戦力では来季の戦いが厳しくなるのは明白で、さらなる補強を求める声が強くなっている。
そこでサッリ監督は今夏の目玉として、ユベントスから二人の主力クラスの獲得を要望。ルガーニとピアニッチのダブル獲りを優先課題にしていると伝えられており、現在も交渉が続けられている。
だが、ここに来てイタリアのサッカーメディア「Transfermarketweb」は、この両選手の放出に対してユベントスがカンテの譲渡を要求していると報道。これによって獲得交渉が進まない状況になっていると伝えている。
チェルシーはユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの獲得も狙っているとされており、もしカンテの放出が決まることがあれば、それによって事態が大きく動き出す可能性もある。現時点でチェルシー側は、どのような状況でもカンテを放出する意思はないとされているが、両クラブ間の駆け引きは今後どのような展開を生み出すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)