移籍市場で起こる加入直前の“電撃強奪劇” 「歴代ハイジャック10傑」を英紙特集
今夏ローマと合意のブラジル人FWがバルサ電撃移籍で“強奪劇”に英紙注目
今夏、ASローマがボルドーの21歳ブラジル人FWマルコムと加入で合意しながらも、契約直前でバルセロナに強奪される電撃移籍が話題を呼んでいる。英紙「デイリー・ミラー」では、今回と同様の強奪劇を「ハイジャック移籍」として特集している。
最初に登場したのはチェルシーのブラジル代表MFウィリアンだ。2013年に3000万ポンド(約43億8000万円)でトットナムと合意に達し、メディカルチェックも済ませ、あとは正式発表を待つのみの段階だった。しかし、チェルシーのアブラモビッチ会長が当時所属していたアンジ・マハチカラの会長に直接電話で説得し、急転直下のチェルシー入りが決まっている。
続いて紹介されたのは、マンチェスター・ユナイテッドのチリ代表FWアレクシス・サンチェスだ。昨夏、かつてバルセロナで共闘したペップ・グアルディオラ監督が指揮したマンチェスター・シティへの移籍が迫っていたが、高すぎる給料面がネックで交渉が一度暗礁に乗り上げる。その隙を突いたマンチェスター・ユナイテッドが急襲し、獲得に至った。
その他のケースでは、チェルシーが元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲス、元ナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルをユナイテッドと契約直前のなかで強奪。またユナイテッドは、元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフがシティ、元アイルランド代表MFロイ・キーンがブラックバーンと交渉しているなかで獲得に至った。
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