ペップの構想外だった英代表GKハート、意地の股抜き披露で話題 「トリッキーな作品」

マンチェスター・シティGKハートが股抜きを披露【写真:AP】
マンチェスター・シティGKハートが股抜きを披露【写真:AP】

ICCリバプール戦でエジプト代表FWサラー相手に股抜きを決めてアピール

 “足元がないGK”の烙印を押された男が意地を見せた。マンチェスター・シティのイングランド代表GKジョー・ハートが、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)で相手のフィールドプレーヤー相手に股抜きを炸裂。海外メディアでも「トリッキーな作品」「感動的な試み」と話題を呼んでいる。

 強豪シティ、そしてイングランド代表でレギュラーを張っていたハートだが、パスサッカーを標榜するペップ・グアルディオラ監督の就任とともに構想から外れ、直近の2シーズンはトリノ、ウェストハムと渡り歩いてきた。

 シティにレンタル復帰した新シーズン、現地時間25日のICCリバプール戦(1-2)に後半からチリ代表GKクラウディオ・ブラーボに代わって途中出場。1-1で迎えた後半24分にその瞬間は訪れた。

 シティは最終ラインのイングランド人DFキャメロン・ハンフリーズがバックパス。ハートはこれを右足でトラップすると、背後からプレッシャーをかけにきたリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが足を出した瞬間にかかとでボールをミート。見事に“エジプトの王”の股を抜き、ハンフリーズにパスを通して見せた。

 足技を求めるグアルディオラ監督から冷遇されてきた男のプレーに、海外メディアも一斉に注目。英スポーツメディア「スポーツ・バイブル」が「元英国ナンバーワンGKのトリッキーな作品」と報じれば、英ニュースサイト「joe」も「ジョー・ハートが大胆なバックヒールでサラーを撃破」と伝えた。

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