「彼らは何をした?」 FC東京U-18の“珍トリックFK”…海外で大反響「奇妙」「不可解」

FC東京U-18の“珍FK”が脚光を浴びている(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
FC東京U-18の“珍FK”が脚光を浴びている(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

ゴシアカップに参戦のFC東京U-18、準決勝ヨーテボリ戦で披露したFKに脚光

 FC東京U-18はスウェーデンで開催されたゴシアカップ(10日~24日)に参戦し、準決勝で地元のIFKヨーテボリに0-2と敗れて大会3位に終わった。そんななか、FC東京U-18が披露した“珍FK”が海外メディアで大きな反響を呼んでいる。

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 1975年より続く世界最大規模の国際ユース大会として知られるゴシアカップ。男女ともにU-11からU-18の各カテゴリーで試合が行われ、今年は78ヵ国、1731チームが参加した。2017年Jリーグアウォーズで「最優秀育成クラブ賞」を受賞したFC東京U-18が、Jリーグアカデミー代表チームとして参加した。

 準決勝のヨーテボリー戦は0-2と敗れたが、この試合でFC東京U-18の珍しいFKを披露。相手のペナルティーエリア手前でFKを獲得し、相手が壁を形成したなか、FC東京U-18の2選手が壁横でピッチに膝をついた。キッカーが助走を取ってボールをインパクトした瞬間、日本の2選手が同時にピッチに倒れ込む形でシュートコースを作るというトリックプレーを披露したが、シュートは無情にも倒れたFC東京U-18の選手の顔面を直撃し、練り込んだFKは失敗に終わった。

 ベルギーメディアの「7sur7」は「奇妙なFK」と伝えると、「アイデアは素晴らしい。2人の選手が壁横に入り、シュートの瞬間に倒れてコースを空ける。しかし、ピッチに倒れた選手にぶつけるのは独創的だ」と触れている。アルゼンチンのスポーツ局「TNT Sport」は「彼らはFKで何をしたのか? この珍しいプレーを見よ」と動画付きで紹介した。一方、スペインテレビ局「クアトロ」は「史上最も奇妙なFKの一つ。この戦略は明らかに機能しなかった」と触れ、チリメディア「alairelibre」は「不可解なFK」と報じている。

 思わぬ形で脚光を浴びたFC東京U-18だが、決勝を現地で観戦。その後に3位の表彰が行われ、大勢のファンから温かい拍手と歓声が送られた。異国の地で積んだ国際経験は選手たちにとって貴重な糧となるはずだ。

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