バルサが電光石火の“強奪劇” 不信感露わのローマSDがマネーゲームの舞台裏を暴露
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ボルドーの21歳ブラジル人MFマルコムとローマが契約寸前も、バルサが高額で獲得
バルセロナの電光石火の“強奪劇”は、ローマに大きな不信感をもたらしている。バルサは、ボルドーから21歳のブラジル人MFマルコム・フィリペ・シウバ・デ・オリベイラス獲得に成功したことを発表したなか、スペイン紙「マルカ」は契約寸前だったローマのモンチSD(スポーツディレクター)がその詳細をつまびらかにしたと伝えている。
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左利きのマルコムは10代からブラジルの名門コリンチャンスでプレーし、18歳にしてフランスの名門ボルドーに加入。3シーズンで96試合23ゴール13アシストをマークした。その実績を高く評価したバルサは、4100万ユーロ(約53億円)の移籍金に100万ユーロ(約1億3000万円)のインセンティブも付ける形で5年契約を結んだが、その移籍に黙っていられないのがローマだ。
実はバルサの契約が締結する直前、合意に至っていたとされるのがローマだった。敏腕で鳴るモンチSDは以下のように話している。
「数日前からマルコムに対してバルサなど多くのクラブが熱視線を送っていたことを知っている。それもあって我々はできる限り同意に取り付けたんだ。しかし選手の代理人が私に電話をかけてきて、ボルドー側がローマへの移籍許可を取り下げたと聞いて驚いた。ボルドーの会長に電話したところ、バルサのオファーはローマより良かったと言ったんだ」
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