柴崎岳、ヘタフェ退団は既定路線か 現地紙「現監督の下では難しい」と理由も指摘

ヘタフェMF柴崎岳【写真:Getty Images】
ヘタフェMF柴崎岳【写真:Getty Images】

「驚くべき戦いを見せた日本の司令塔」とスペイン紙評価も監督のスタイルが問題に

 ロシア・ワールドカップ(W杯)を戦った日本代表で大きく評価を上げたのはMF柴崎岳(ヘタフェ)だ。中盤センターの位置でゲームを組み立て、ベスト16進出に貢献したコンダクターには複数クラブからのオファーがあるとされているが、スペイン紙「AS」は練習に合流したことを伝えつつも、チームを去るのが既定路線だと見ているようだ。

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「W杯を戦った二人が戦いの場に戻ってきた」との見出しが付けられた記事では、モロッコ代表MFファイカル・ファジルと柴崎が短いバカンスを終え、ヘタフェに合流したことと言及。「ファジルはグループリーグでスペインと同じグループで戦い、いぶし銀の役割を果たした。シバサキはベルギー戦で驚くべき戦いを見せた日本の司令塔の一人だった」と、それぞれがW杯の舞台で存在感を示したことを記しながらも、彼らが置かれている現状については「対照的なものだ」と続けている。

「モロッコ人のファジルは(ヘタフェ監督の)ホセ・ボルダラス監督からの要求を忠実にこなしている。ただガクは代理人を通して、クラブオフィスに届いているオファーを踏まえて、今後を決めることとなる。彼はセンターハーフとしてヨーロッパでのキャリアを続けたいと考えていて、現監督の下で続けていくことは難しいだろう」

 ボルダラス監督率いるヘタフェは闘争心あふれる選手を積極的に起用し、昨季8位と躍進した。テクニックに優れる柴崎も力強いプレーを見せたものの、後半戦ではベンチスタートが続いたこともあり、環境を変えるだろうとの見方が現地でも有力となっている。

 すでに現地メディアではポルトガルの強豪ポルトがオファーを出したとも報道されている。テネリフェ、ヘタフェと続いたスペイン生活から別の国を求めるのか、W杯で結果を残しただけに一層注目されている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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