レアル、ロシアW杯優勝GK獲得が“プランB” 仏代表ロリスに87億円を用意

母国の20年ぶり2度目の優勝に貢献したフランス代表GKロリス、その実力をレアルは買っているようだ【写真:Getty Images】
母国の20年ぶり2度目の優勝に貢献したフランス代表GKロリス、その実力をレアルは買っているようだ【写真:Getty Images】

チェルシーのベルギー代表GKクルトワも狙うレアルが“守護神市場”で存在感

 今夏の欧州サッカー移籍市場では世界的なGKシャッフルの気配が漂うなか、その中心にいるのはレアル・マドリードだ。ベルギー代表GKティボー・クルトワ(チェルシー)の獲得が噂される一方、“プランB”としてフランス代表GKウーゴ・ロリス(トッテナム)の獲得に約87億円を用意している模様だ。英紙「サン」が伝えている。

 ロリスはロシア・ワールドカップ(W杯)で全7試合にフランス代表の守護神として先発。決勝のクロアチア戦でこそ足元でのミスから失点を喫したが、その他の場面では鋭い反応でビッグセーブを連発。キャプテンとして最後方から盛り立て、母国の20年ぶり2度目の優勝に貢献した。その実力をレアルは買っているようだ。

 現在ロリスはトッテナムと4年契約を結び、マウリシオ・ポチェッティーノ監督からの信頼も厚い。コスタリカ代表GKケイラー・ナバスに代わる新守護神獲得に意欲を燃やすレアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、補強予算をしっかりと積み上げている模様で、31歳のロリスに対しての評価額は6000万ポンド(約87億円)に及ぶという。

 レアルはロリスと同時並行でクルトワ獲得を狙っていることは広く報じられているが、クルトワとロリスを獲得リストに載せられるのはレアルだからこそ。マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デヘアを狙い続けながらも、先月ユナイテッドと5年契約を締結し、ターゲットを変えた経緯があるだけに慎重を期しているとも言えるだろう。

 GKの移籍はすでにブラジル代表GKアリソン(ローマ→リバプール)がこのポジション史上最高となる最大7250万ユーロ(約94億円)ものビッグディールが起きている。高騰する守護神市場にあって、レアルが存在感を示しているのは確かだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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