マンUのモウリーニョ監督、米ツアー2戦連続ドローに不満 「ただの選手の集まりだ」
米アースクエイクス戦0-0のスコアレスドローも、モウリーニョ監督はサンチェスを評価
アメリカツアー中のマンチェスター・ユナイテッドは現地時間22日、アメリカ1部サンノゼ・アースクエイクスと対戦し、0-0のスコアレスドローでプレシーズンマッチ2戦目を終えた。ジョゼ・モウリーニョ監督がクラブ公式番組「MUTV」で試合を振り返り、「我々はチームでさえない」と不満を示している。英紙「スカイ・スポーツ」が伝えている。
主力の大半はロシア・ワールドカップ(W杯)の影響で欠場しているユナイテッド。クラブ・アメリカとの初戦(1-1)はビザの関係で出場できなかったチリ代表FWアレクシス・サンチェスがアースクエイクス戦で先発するもゴールを奪えず、2試合連続のドローに終わった。モウリーニョ監督は自チームについて厳しい言葉を残している。
「我々はチームでさえない。ただの様々なチームの選手の集まりだ。トップチームからの選手もいれば、U-23、ローンで来た選手やローンに行く選手、さらにU-18の選手までいる。我々の見せたプレー以上のパフォーマンスを見せられるチームじゃないし、ただのトレーニングセッションのひとつだ」
アースクエイクス戦のサンチェスは前半30分にFKのチャンスを得るも生かせず、後半にも惜しいプレーを見せたが堅守を崩せなかった。同監督は、「アレクシスは良かったよ。彼にはこの試合が必要だったし、フィジカル面で良いプレーをしてくれた。それが今の彼には重要なんだ」と一定の評価を与えている。一方、ブラジル人MFアンドレアス・ペレイラについては「オーケー」としながらも、「もっとシンプルにプレーできたはず」と物足りなさを感じたようだ。
エクアドル代表MFアントニオ・バレンシアが試合序盤に負傷したが、同監督は「多分、我々はこれに慣れなければならないね」と楽観的で、「彼は昨季も似たような状況を経験していたよ。きっと今季はもっと増えるんじゃないか」と余裕の構えを見せている。
(FOOTBALL ZONE編集部)