代表引退のエジル、人種差別を怒りの告発 ドイツサッカー連盟「きっぱり否定」で対立
エジルの主張に対して、DFB側も反論「我々は人種差別撤廃に取り組んでいる」
エジルは勇気ある告発とともに代表引退という一大決心をした。しかし、DFB側は「メスト・エジルが代表から去るということを残念に思う」としたものの、主張にあったような人種差別に関しては真っ向から否定した。
「我々はDFBが人種差別に関与したということをきっぱりと否定する。DFBは何年にもわたってドイツの人種差別撤廃に取り組んでいる」
2014年ブラジルW杯優勝に貢献し、エジルはその立役者の一人として国のヒーローとなった。しかし、ロシアでの惨敗を受けて手のひら返しに遭っている。
「僕は勝てばドイツ人、負ければ移民だ」と切実な思いを吐露していたが、声明で今なお「ダイバーシティ(多様性)を支持する」と主張しているDFB側とは意見が真っ向から対立する形となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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